(家電レビュー)ジアイーノ感想

ジアイーノを購入しました。

panasonic.jp

定価15万ですが、普通に12-13万程度で買えました。急いでなければもっと安くお得に買えたでしょう。

ジアイーノとは何か?

もともとサンヨーが開発していた技術を使って、パナソニックが発売している脱臭機です。

空気清浄機とは違い、花粉やハウスダストは集塵できませんが、本体で生成する次亜塩素酸水を用いて部屋の臭いを脱臭することができます。

どういう仕組みで動いているのか?

簡単にいうと、食塩水を電解した水(次亜塩素酸水)を使った気化式加湿器です。

本体に水タンク+食塩の錠剤をセットし、電源をONすることにより、次亜塩素酸水の生成(電気分解)が始まり、同時にファンや気化式加湿器のロールの働きにより、

  1. 本体を通過した室内の空気の浄化
  2. ジアイーノから出る空気に含まれる次亜塩素酸水による周囲の除菌

を行うことができます。

具体的に中身がどうなっているか知りたい方はパナソニック公式のお手入れ動画などを見るといいでしょう。

効果はどれほどのものか

すごい!効果てきめん!ってぐらいに家の困った臭いが消えます。

特にキツイ💩介護臭💩に効果的です。本当にあの臭いはキツいですが、キツさに悩むぐらいならポンとこれを買ったほうがいいでしょう。

下記のような臭いもわからないぐらいに消してくれます。

  • トイレシートに放置されている犬のウンコ、オシッコ
  • 大便直後のトイレ
  • 生ゴミ
  • 料理後の臭い
  • 芳香剤の香り

おそらく消臭という部分で言えば、空気清浄機は比較にならない性能の低さでしょう。

あとは心理的な効果として、家が除菌されていることで色々な面で安心感があると思います。(壁に付着した菌とか)

超ざっくりランニングコスト: 2,000円/月

15畳に対応するタイプを購入しましたが、

  1. 本体は10年運用するとしたら(そこまで頑張ってくれるか?!)、毎年1.2万。
  2. 各種消耗品が5年(約3.5万程度)、塩タブレット(約0.35万)が1-2年ちょいぐらいで無くなるそうです。これでだいたい毎年1万弱。

上記計で、毎年2.2万。これにランニングの電気代とかですね。そうなると毎月2,000円程度。安くはない。

でもあの臭いに悩むよりは全然いい。

日々のメンテナンスはどうなのか?

  • 水の補充(毎日)
  • タブレットを入れる(週に2回)
  • 水を捨てる(週に1回)。この時は上記を2つ行う。塩タブレット投入2回のうち1回が水捨てになるかなあという具合。
  • 部品を洗う(毎月ぐらい?)

小さな加湿器みたいなものなので、水の補充が必要です。

また、塩を電気分解しているので、塩の補充が必要です。

そのうちゴミがたまるのか、電解水の濃度がよくわからなくなるのか、水を一旦捨てることが必要です。

これらについてはジアイーノ本体に、それぞれサインが出るので、自分で判断しなくとも、機械の指示に従えばいいです。

あと、たまに一部のパーツを洗うことが必要です。(単純に汚れがたまるので)

僕は洗浄は面倒なので、食洗機に低温コース(40度以下)でパーツまるごと洗浄にかけてしまっています。良い子は真似しないでね。

身体に悪そう

僕もそう思ってました。韓国での事件を思い出したからです。

ただ、今のところは何も身体に影響してないですし、そもそも次亜塩素酸水は次亜塩素酸ナトリウム(俗に言うハイター)と違って安全らしく、愛犬家の人はよく使っているそうです。(この装置の偉大なところは不安定な次亜塩素酸水をその場で作って新鮮なまま使えることなんですね。)

長期的に見た場合、安全かどうかはわからないですね。まあ安全だと思って使ってますし、そもそも臭いがしなくなるなら、別にどうでもいいや…

総合的な感想

介護臭に悩んでいる人はお金があるなら買ったほうがいい。

当然ですが、異臭源の間近では効果は発揮されません。しかし、異臭が家中を漂うなんてことはなくなりますし、異臭源さえ除けばそのうち無臭(or やや薄い塩素臭)にできるという点で安心です。

また、壁などに汚物がやや付着したとしても(何らかの清掃は必要だとは思いますが)結果的に除菌はされるので、心理的な負担感が全然違います。

あとは、最近増えている高気密住宅の場合、何か臭いが発生しても空気交換が従来の家のように窓を開けて豪快にできない(したくない)ケースも多いかと思われます。そういう家での脱臭という点でも優秀です。

個人的にはジアイーノは超おすすめなのですが、やはりネックは価格。そこまで臭いに悩んでない人にとっては少々贅沢な値段と言わざるをえませんが、iPad Proを買ったと思えば…