光学メディア使えない場合のLinuxインストール

OSのインストールといえば、光学メディアに焼いてドーン!が定番ですね。

ただ、社内のコンプライアンス()とかで光学メディアを使えない場合は、ネットワークブート(PXEブート)を使ってインストールした方が楽なことがあります。

例えば適当なWindowsノートPCと、Ubuntuを新規で入れたいマシンがあったら…

  1. そのWindows上にVirtualBoxを入れ、
  2. その上にUbuntuやらを入れ、Ubuntu上にPXEブート用のDHCP・tftpサーバを構築して、
  3. tftpブートフォルダの下(/var/lib/tfpdとか)にUbuntu用のPXEブート用tarをダウンロード( http://cdimage.ubuntu.com/netboot/ )して解凍し

(これでPXEブート用のサーバは準備完了)

  1. Windowsマシンとインストール対象マシンをLANケーブルで直繋ぎし、(この時VirtualBox上のゲストはブリッジモードでつなぐように変更する)
  2. インストール対象のマシンでブートオプションなどでネットワーク経由にするように設定し、
  3. 実際にPXEブートを開始させる。うまくいけばUbuntuインストーラ画面が開始する。

ってことをすればいいです。細かい手順は自分で調べてね。

こんなんでOS入れられるか心配な人は、VirtualBox上のPXEブートサーバと同じネットワークに閉じ込めたマシンで、ネットワークブートの試験が可能なのでやればいいです。(起動デバイスの指定にネットワークのみを指定すればPXEブートしてくれます。)

Ubuntu

ちなみに、UbuntuでのPXEブートの場合、tftpのブートイメージのほかに、OSの構成ソフトウェアをインストールするために別途ネットワーク経由でミラーからパッケージetcを取得しなければなりません。

ローカルでOSのisoイメージをファイルシステムとしてマウントしたものをApache HTTP Server上で公開し、それをPXEブート中のミラーサイト指定時にURL指定してあげれば、インターネットに繋がずともインストールできようなのですが、私はうまくいきませんでした。ディスク分割の後に落ちるんですよね。(HTTPサーバのインデックス表示とかのオプションが足りなかったのかなあ?)

結局、うまくいかなかったので、PXEブートの後はネットにつながる回線につないでネットからパッケージなどをインストールさせました。

まとめ

VirtualBoxが入ったマシンを他のマシンに直繋ぎしてVirtualBox内部のマシンでごにょごにょさせるメソッドは割りと使える場面が多い気がする。